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手続き2026.04.05 更新

賃貸退去の手続き完全ガイド|解約通知から敷金精算までの流れ

賃貸物件を退去する際の手続きの流れ、解約通知のタイミング、退去立ち会い、敷金精算まで。損をしないための注意点も解説。

賃貸退去の全体の流れ

賃貸物件を退去する際は、いくつかの手続きを決められた期限内に進める必要があります。手順を間違えると余分な家賃の支払い敷金トラブルの原因になるので、しっかり確認しておきましょう。

ステップ1:賃貸借契約書を確認する

退去を決めたら、まず賃貸借契約書を読み返しましょう。特に以下の項目を確認します。

解約予告期間:退去の何ヶ月前までに通知が必要か。1ヶ月前が多いですが、2ヶ月前の物件もあります。

退去月の家賃計算:「日割り」「半月割り」「月割り」のいずれか。

短期解約の違約金:1年未満や2年未満で退去する場合、違約金が発生する契約もあります。

原状回復の範囲:どこまで借主負担になるか。

退去時のクリーニング費用:特約でクリーニング代が借主負担になっている場合があります。

ステップ2:解約通知を出す

通知のタイミング

契約書に記載された解約予告期間を守る

通知が遅れると、退去後も解約予告期間分の家賃を払う必要があります。

例:予告期間が1ヶ月前で、4月15日に通知した場合→5月15日まで家賃が発生。

通知の方法

管理会社または大家さんに書面(解約届)で通知するのが一般的。

管理会社のウェブサイトから申請できる場合もあります。

口頭だけでなく、記録が残る方法で通知しましょう。

ステップ3:ライフラインの停止手続き

引越し日が決まったら、以下の停止・移転手続きを行います。

手続きタイミング方法
電気1週間前まで電力会社にWEB・電話で連絡
ガス1週間前までガス会社にWEB・電話で連絡(閉栓立ち会いが必要な場合あり)
水道1週間前まで水道局にWEB・電話で連絡
インターネット1ヶ月前までプロバイダに連絡(撤去工事が必要な場合あり)
郵便物の転送1週間前まで郵便局で転居届を提出(転送期間は1年間)

ステップ4:退去立ち会い

退去立ち会いとは

荷物をすべて搬出した後、管理会社の担当者と一緒に部屋の状態を確認する作業です。壁・床・設備の傷や汚れをチェックし、修繕費用の負担を決めます。

立ち会い時の注意点

必ず自分も同席する。同席しないと不利な請求をされる可能性があります。

指摘された箇所を写真で記録しておく。

入居時の写真があれば持参する。

納得できない請求にはその場で質問する。

「サインしないと退去できない」と言われても、納得できない書類にサインする必要はありません

ステップ5:敷金の精算

敷金精算の流れ

1. 退去立ち会いで修繕箇所を確認。

2. 管理会社から精算書(見積書)が届く(退去後1〜2ヶ月)。

3. 修繕費用を差し引いた残額が返金される。

敷金トラブルを防ぐために

ガイドラインを把握しておく(国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」)。

経年劣化・通常損耗は貸主負担が原則。

不当に高い請求がきた場合は、消費生活センターに相談できます。

二重家賃を避けるコツ

旧居と新居の家賃が同時に発生する「二重家賃」を避けるために:

新居の入居日と旧居の退去日をできるだけ近づける

退去月の家賃が日割り計算の物件を選ぶと節約になります。

新居の契約時にフリーレント(家賃無料期間)がないか確認する。

退去前に必ず確認すべき書類

退去手続きを進める前に、以下の書類を手元に揃えておきましょう。

必須書類

賃貸借契約書(原本):解約予告期間・原状回復範囲を確認

重要事項説明書:契約時の特約事項を再確認

入居時の物件状況確認書:入居時の傷・汚れの記録

入居時に撮影した写真:原状回復トラブルの証拠

あると便利な書類

家賃支払い履歴(通帳・カード明細)

修繕履歴(管理会社からの連絡メール等)

設備故障の連絡記録:設備の経年劣化を主張する根拠

退去時のよくあるトラブル事例

事前に知っておくと対処しやすいトラブル:

Case 1: ハウスクリーニング代の二重請求

特約でクリーニング代借主負担となっている上に、追加でクリーニング代請求されるケース

対処:契約書の特約を提示し、二重請求である旨を主張

Case 2: 経年劣化分まで請求される

壁紙の日焼け・床の凹み等の経年劣化を借主負担で請求されるケース

対処:国土交通省ガイドラインを根拠に、貸主負担であることを主張

Case 3: 高額な原状回復費用

相場より明らかに高い修繕費を請求されるケース

対処:見積書の内訳を要求し、複数業者の相場と比較

Case 4: 鍵交換費用の借主請求

次の入居者のための鍵交換費用を借主に請求されるケース

対処:通常は貸主負担とされる、特約があるか確認

賃貸退去のよくある質問(Q&A)

Q1. 解約予告は何ヶ月前?

A. 多くは1ヶ月前だが、家賃の高い物件・敷金礼金ゼロ物件では2ヶ月前のケースも。契約書を必ず確認。

Q2. 短期解約の違約金はいくら?

A. 1年未満で家賃1ヶ月分・2年未満で家賃半月分が一般的。長期居住特約・短期解約違約金特約の有無を契約時に確認。

Q3. 退去立ち会いに同席できない場合は?

A. 代理人を立てるまたは立ち会いなしで退去。立ち会いなしの場合、後日請求金額を通知される形式に。立ち会いした方が交渉余地がある。

Q4. 退去後に追加請求された場合は?

A. 見積書の内訳を要求し、不当な請求は消費生活センター・宅地建物取引業協会へ相談。支払い期日まで時間を確保して冷静に対応。

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